試験と自己責任論



今回は演習同志よりリクエストを受けた「試験」について語ろうと思う
親愛なる同志の頼みとあらば喜んで引き受けたいと思う。早速、HDDの奥底に埋まっていたデータからサイトを 再開するとしよう。


まず試験とは何か


それは資本家が労働者を選別するために実施する競争である。
この競争に勝ったものは資本家どもの執行者、つまり手先となる。

一方、負けたものは落伍者の烙印を押される。
そして低賃金で永遠に搾取されつづける運命にあるのだ。


それに対して悪辣な資本家とその手先達はこう主張する。
競争に負ける者は怠け者で無能。
ゆえに彼らの境遇は全て自己責任によるものだと。


しかし、それは違う!
競争に負けた全ての人々が怠惰で無能なわけでは決してない!


そもそも、この競争自体が不平等なのだ。

最終的には教育に多くの金をかけられる者が勝つ。
一方、持たざる者たちは最低限の教育しか受けられず競争に負けてしまう。
そういう仕組みになっているのである。

その証拠として

「東京大学へ進学する学生の実に50%以上が世帯収入950万以上の富裕層である」

という調査結果がある。
これは金の力が教育にどれだけの影響を及ぼしているかを示す注目するべき一例である。

資本主義の権化ア◯リカでは更に顕著だ。
持たざる者は大学進学を目指すことすら困難なのだ。
彼らは永遠に底辺から這い上がれない状況に置かれている。
これは競争システムそのものが正しく機能していない証拠である。
格差の再生産を引き起こす一因となっているシステムなのだ


世帯収入という本人にはどうしようもない要素が絡む理不尽な競争。
この競争に「自己責任」を持ち出すのはあまりにもおかしいのではないだろうか。


話は変わるが資本主義の権化であるアメリカでは全国民のたった数%が全体の90%以上の富を握っているという。

これは資本主義の欠陥を如実にあらわす象徴的な現象だ。

果たして、この90%の富はどのようにして蓄えられたものなのか?

それは「自己責任」と言う名のもと「落伍者」の労働力を低賃金で搾取して蓄えられた邪悪な富なのだ!


そもそも奴ら資本家は無産階級に何をしているのか?

我々に正当な競争をさせているように見せかけて失敗者を搾取する口実を作った。
悲惨な境遇に陥る者は全て「自己責任」であるという詭弁を蔓延らせた。

つまり奴らは卑怯な手段を使い、搾取を正当化し我らを苦しめているのだ!


さらに嘆かわしいことに我らの国、日本でもこの卑劣な策略が浸透しつつある。

退廃的資本主義が生み出した化け物「ブラック企業」
そこでは多くの労働者達が過酷な労働を強いられ低賃金で使い捨てにされている。

悪徳な資本家どもは自らの富を蓄えるために容赦をしない

「自己責任」の名の下で行われる苛烈な搾取と過酷な労働。
その結果として彼らは「うつ病」を始めとする精神の病、そしてストレス性の身体的な病気を発症する。 そして最悪の場合は「自殺」や「過労死」という残酷な結末を迎えることになるのだ!


しかし、この惨状を前にしても冷血で強欲な資本家どもはこう嘲り笑うだろう。
「自己責任だ」と。



今こそ、我ら労働者は立ち上がるべきである!
奴らの「自己責任論」に騙されるな!

我々は搾取されている!
労働力を!尊厳を!そして命までも!

鎌とハンマーを持て!

ブラック企業と暴利を貪る腐りきった資本家どもに我等の怒りをぶつけろ!


万国の労働者よ、団結せよ!!




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